蟲が生きる

生きることは戦うことでしょう?

【ネタバレ有】魔法少女リリカルなのはReflectionを見て涙が頬を伝った

注意:ネタバレ有り

この文章は映画「魔法少女リリカルなのはReflection」およびそれに関連した作品のネタバレを含みます。未視聴の方は読まないでください。

↓↓↓本文↓↓↓

 見に行ってきたよ。「魔法少女リリカルなのはReflection」。1回見ただけだから忘れないうちに記憶を掘り起こして書く。リリカルなのはといえばド派手な熱いバトルと感動なわけで、当然それを期待して見に行ったわけだけど、でも正直そこまで全身全霊で期待してなかった。つうか期待し過ぎて、おもてたんとちゃうわってなるのが怖かった。で、結果はというと、まあ最高だったわけ。もっと期待しとけばよかったよ。わりと睡眠不足だったから最初は少し眠かったけど、後半は眠さなんて吹き飛んだっつうか、そもそも涙が溢れてきて目閉じてらんねえ。

 最初唐突にアミティエ・フローリアンちゃんの独白から始まったわけだけど、これでわりとすんなり物語に入り込めたね。尺がシビアな映画だから細やかな描写は不足がちだったかもだけど、冒頭の構成ですーっと話に入り込めたのは率直に良かった。ぼくはリリカルなのはPSPのゲーム買ったけど積んでて未プレイなんだけど、どうやらゲームの展開をなぞる形で始まったようだね。最初のバイオレンスなシーンはキリエちゃんがアミタ姉ちゃんをガンみたいなのぶっぱなして気絶させるとこで、劇場にアミタが倒れこむガタンッつう乾いた音が響いて一気に緊張感高まってきたわけだけど、まあその後の展開からしたらこの最初のバイオレンスなんてお遊びみたいなもんだわなw 女の子どうしで切りつけるは銃撃するわ回し蹴りするわ顔面殴りつけるわ、バイオレンスの嵐やんけw それから、序盤と、あとアリサは終盤でも出てきたけど、アリサ・バニングスちゃんと月村すずかちゃんがしっかり登場してくれたのはよかったね。釘宮理恵さんと清水愛さんの声相変わらずどっちも脳みそにクる。アリサちゃん本当にいいお友達だね。そいから、遊園地のママ会の回想シーンでの「お母さん」って呼べなくてもじもじしてるフェイトちゃんはこの映画一可愛かったと思う。それにしてもキリエちゃんもアミタちゃんもめちゃくちゃ強いね。厳しい環境の惑星で生まれ育ったから元々の肉体のタフさが違うっぽいね。サイヤ人みたいなもんか。ピンチになったらなんか光り輝いてスーパーサイヤ人になってたし。とにかく高速道路でのバトルが序盤からガンガン飛ばしてたね。攻撃受けてはやてちゃんが、フェイトちゃんが、なのはちゃんが、アスファルトの路面にドッタンバッタンゴロンゴロン叩きつけられててワロタわ。魔法少女というタイトルとは裏腹に痛そうできつそうなバトル、リリカルなのはって感じでホント好き。物語は夜天の書トリオが召喚されて流れるように後半戦へ・・・レヴィの攻撃を受けてピンチのフェイトちゃんにリンディ提督がバルディッシュを届けにかけつけるけどあえなく負傷。ここのリンディママとフェイトのやりとりでマジで泣いたわ。「私は一人ぼっちだったことがなかった」ってフェイトちゃんの台詞、ほんっとのほんとに感情の底から揺さぶられた。眼じゃなくて頭じゃなくて心で泣いた。人間はみんなフェイト・テスタロッサ・ハラオウンちゃんのように美しく気高い精神を持つことが出来る。その可能性に魂が震えたね。あ~僕ほんとにフェイトちゃんの生き様に弱いわ。すぐ泣いちゃう。A'sでもアリシアお姉ちゃんとの最初で最後の邂逅に号泣してしまうし、なんなんだろうな。まあとにもかくにも、ここのリンディママに抱かれて涙するフェイトちゃんはこの映画一の見せ場シーンだって思う。そしてイリスちゃんの裏切りが発覚するわけだけど、ぼくはイリスちゃんのこと、信じてあげたいね。来年の続編に期待。ここのところで「自分の目的のために他人を犠牲にする」っていうキリエちゃんの行動がそのまま自分にしっぺ返しされてただただ涙が彼女の頬を伝ったのがよかったね。「現実は絵本じゃない」「なんでも叶う魔法の指輪はない」「悲しい物語は悲しいまま終わる」・・・これ、完全にスクリーンを隔てて存在する僕たちに向けて放たれた言葉だよな。うん、試されてんだと思う。僕たちはリリカルなのはに試されてるよ。そしてその答えとは言わずとも、少なくともそのヒントを、なのは達やキリエ、アミタの行動が与えてくれると思う。ぼくたちの生きる世界は絵本じゃない。絵本じゃないけれど、でも僕たちに希望は残されてる・・・それを、感じさせてくれ・・・。ユーリが登場したあたりの最後の方は正直一回見ただけじゃ理解不足。またそのうちもう一回見に行きたいしBD買っておうちでも見たいね。あと、最後のSDキャラが出てきて研究とかいってA'sを振り返るのマジでずるいでしょ・・・。終わったと思ったらまたボロ泣きさせられて、最後に劇場の照明ついたとき顔ぐしゃぐしゃになっててほんまに恥ずかしかったわ。

 総括すると、魔法少女リリカルなのはReflection、素晴らしい映画だった。続編にも期待大。余談だけどグッズストアでフェイトちゃんのアイマスクとピンクのリリカルなのはタオルを購入した。