蟲が生きる

生きることは戦うことでしょう?

”現実的なアニメ”としての「音楽少女」

 やっぱり人間はねぇ、今期アニメを追わなくなったらオシマイだよ。

 

 というわけで、今期アニメへの敬意を表しつつ「音楽少女」3話まで視聴した。

 めっちゃオモロイやん!!

 第1話ははなこちゃんの天才感をひしひしと感じたあとの音痴で綺麗にオチてたし、第2話ははなこちゃんと羽織ちゃんとの確執に焦点を当てつつ充実したメンバー描写、第3話は日陽ちゃんにスポットが当たった音楽回となっていた。

 僕なりに音楽少女が面白い理由を分析した結果、リアリティーという結論に至った!

 

 音楽少女のリアリティーそのいち!

 視聴者に気を使ったメンバー紹介が無い!

  初回から一気に美少女が12人出てくるわけだけど、一人一人順番に特徴的な台詞を言ってくれたり、テロップでキャラ名が表示されたりなどが一切無かった。アニマスや今期アニメの少女歌劇レヴュースタァライト等はキャラ名テロップ表示がなされていたが、それらとは対照的だ。これって凄くリアリティーがあると思う。現実において僕たちが新しい学校や職場や趣味のコミュニティに入ったとき、そこには名前を知らない人たちがたくさん居て、僕達は戸惑うわけだが、音楽少女の第1話はその感覚を取り入れている。キャラ名は特徴的なので、覚える意欲があれば意外とすぐ覚えられそうだぞ!公式サイトのキャラ紹介ページが分かりやすい。

TVアニメ「音楽少女」公式サイト

 

 音楽少女のリアリティーそのに!

 掘り下げるキャラのランダム感!

  羽織ちゃんとの対立は自然な流れだとしても、第3話でそれまで目立つことのなかった日陽ちゃんにスポットが当たったのはストーリーテリング上意外であり、リアリティーを追求する姿勢の顕われに見える。現状最もはなこちゃんに近しい沙々芽ちゃんやダンスの上手い未来ちゃん、あるいはもっと羽織ちゃんに焦点を当てていくか、といった展開が予想されるところだった。しかし3話は日陽ちゃんと絵里ちゃんにスポットが当たった音楽作成回であり、実際内容も素晴らしかった。やっぱりアイドルアニメは楽曲の良さをアピールしないといけないよね。「お願いマーガレット」は青春的に爽やかなサウンドに独特なセンスのリリックが乗った名曲。それが作られる過程を存分に堪能できた。

 

 音楽少女のリアリティーそのさん!

 キャラクターがリアル!

  特に沙々芽ちゃんが、リアルだよね。公式サイトのキャラ紹介で「落ち着き払った無言な時間がニガテ」って書いてあるんだけど、そういう性格がとても自然に現れてるなあと。どんな場面でも茶化して緊張を切ろうとするんだよね。あとキャラ紹介ページ見てるとみんなそれぞれコンプレックスみたいなのがあって、4話以降も面白くなりそうな予感がする。特に迎桐ちゃんの紹介欄「自分の病弱さに酔っている部分もある」って、、めっちゃおもろいやんw

 

  以上

 

 僕の一推しはやっぱり箕作沙々芽(みつくり ささめ)ちゃん!

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 めっちゃ可愛くない? こんなに可愛いと思ったメガネキャラ(伊達メガネだけどw)は初めてだよ!

 性格も素敵なんだよな。第2話のお風呂ではなこちゃんが「私きっとあの人(羽織)に嫌われたよね」と嘆いたときに、「どうだろうね」って返したところが好き。「そんなことないよ」とか無根拠な気休めを言わないところが本当に人のことを思える優しい子なんだなって・・・マジで僕も見習わなきゃな。で、翌日のバスの中の、

 「だねー。でも花子も遊びじゃないと思うよ。だって初めて歩き始めた、自分の道だもんさ」

 ↑ これ最高・・・

 

沙々芽ちゃんの声優さん・高橋花林さんはまだまだこれからって感じの新人声優さんらしいので、沙々芽ちゃん共々推していきたいね。