蟲が生きる

生きることは戦うことでしょう?

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会第2話を見て途方もないアニメの力を感じました

 ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会第2話「Cutest♡ガール」が、アニメに対する僕の人生を更新させた。

 

 完璧なアニメって、そうそう無いと思う。でも、このアニメ第二話は完璧と言っていいんじゃないだろうか?

 第二話全体として見ると、幾重にも折り重なった各キャラクターのストーリーが相互に作用し合って、広大な奥行を持った流れになっていた。しかもそれが散乱した状態で終わるのではなく、ラストは「自分なりの一番をそれぞれ叶えていこう」という一つのテーマにスポットを絞って着地させ、この上ない爽快感を生み出している。

 そして局所的な視点で見ても、一コマずつの絵に明快な意味が込められており、一秒たりとも無駄なシーンが無かったと思える。さらに、そのような緻密に作りこまれたストーリーの中にも、少女たちの純粋な可愛らしさが圧倒的な質量で煌々と輝きを放っていたのは言うまでもない。

 それでは、順を追って感想を記録していく。

 

 冒頭、「世界で一番のワンダーランド、そんな場所に行けると思ってたのに」という何やら意味のわからん台詞が語られる。そしてスクールアイドル同好会の修羅場。すぐに場面が移り変わって生徒会室。朝香果林さんとか第一話ではそんなに出てこなかったのであまり馴染みが無いし、この時点までで少し「?」ってなってた。キャラどうしの会話を断片的には理解できるけど、ストーリーとしてどういう方向に行ってるのかが分からない状態。そこに中須かすみちゃんが現れる。スラップスティック感のある可愛い動きが面白くて、よくわからんけどとりあえず面白いから最高だ。

 

 ネームプレート窃盗成功してOP!

 OP、素晴らしいね。「虹色Passions!」正直サビの歌メロはそこまでパンチ無いけど、最初の「行こう明日へ」からの「虹のメロディー」で一気に広がっていく感じとか、イントロからAメロへの入りもとても滑らかで心地いい。Bメロが良い。んでサビの後付けの「一人じゃないよ♪いつもみんないるから~♪」みたいなとこ好き。てか虹ヶ咲声優さんみんな声よ♥

 最初の片膝抱えた高咲侑ちゃんに思わずドキっとしちゃった/// スーツ着てるカットとか、あと最後の方のメンバーひとりずつ出てくるところのポーズと顔が可愛すぎて最高!

 全体として””青空””の印象が強いOP映像だよね。やっぱり僕たちは澄み渡った青空に夢や希望を重ねて見る生き物なんだよな。

 

 部室がワンダーフォーゲル部に占拠されてて前途多難。桜坂しずくちゃんが演劇部の稽古に行っちゃって「ぐぬぬ」って表情のかすみん好き♥

 そこにようやく第一話でメインだった侑と歩夢の二人が登場!かすみとは初対面だろうけどリボンの色で学年が分かるっぽいね。

 ここからの3人の会話劇がもう面白すぎるww かすみんのハイテンショントークに対する歩夢ちゃんの「は?・・・」とか「ハハっ・・・(冷笑)」とかが辛辣過ぎてワロタw 侑はなんかスイッチ入ってひたすらかすみん可愛いモードになってるしさ。

 あと侑ちゃんの髪の毛ぎゅーって引っ張ってたガキンチョ、そこ変われw

 

 そして一段落して夕方、かすみちゃんが””自分もまた優木せつ菜のように自分の理想を他人に押し付けてしまっているのでは””と気づき自省する。このシーン、僕もまたかすみちゃんと同じ目線・タイミングで気づきを得られたんだよね。ユーモアたっぷりな演出に翻弄されて、そんなことに気づきもしなかったよ。たしかに、かすみちゃんの目指す可愛さと歩夢ちゃんの目指す可愛さは方向性が違ってたんだよね。

 「もしかして、かすみん、同じことしてる?・・・」

 ハイテンションなだけじゃなくて冷静に自分を見られるかすみんが好きになった。

 

 翌日、天王寺璃奈ちゃんと宮下愛ちゃんが喋ってるところに、遠くにかすみちゃんが来て、璃奈が「昨日はんぺん連れてった人だ」っていうの、本筋への入り方が凄い技巧的でニヤっとしちゃったね。

 直後に現れた侑ちゃんに抱きついて押し倒すシーンとかもうニヤニヤし過ぎて顔面終わった。女の子たちのちょっとした関係性のシーンで無限に笑顔になってしまうね、このアニメ。

 無理してぴょん語尾で自己紹介の練習をしてる歩夢ちゃん、真面目で良い子なんだなって。で、朝香果林ちゃんにアドバイスをもらうわけだ。

 このアニメ、今のところメインで出てきてるのは歩夢、侑、かすみの3人だけなんだけど、後から本格参入するだろう他メンバーがちょこっとずつストーリーに絡んできて、その3人に向けてささやかなアクションをしていくのが、更なる世界の広がりを予感させて凄くイイよね。

 

 歩夢ちゃんが自分で考えた自己紹介、まだ少しぎこちないけど、でもそれがいい。歩くジェスチャーとか、可愛いね。ちゃっかりウインクしてて可愛いね(可愛いね)

 「たぶん、やりたことが違っても大丈夫だよ」「自分なりの一番をそれぞれ叶えるやり方ってきっとあると思うんだよね」

 侑ちゃんの青空みたいに前向きな台詞。

 でもそれには根拠が無くて、だからかすみちゃんも「そうでしょうか?」って不安げに聞き返すんだけど、それに対しての

 「探してみようよ!それに、そのほうが楽しくない?」

が素晴らしいね!根拠なんてないけど、だからこそこれから一緒に探していくんだよね。マジで人生じゃん。

そして同時に流れ出す感動的な管弦メロディー

 「楽しいし、可愛いと思います!!!」

 とぅんとぅるとぅっとぅ~~~!!♦♫♦・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦

 かすみん!おまえが世界でいちばん可愛いよ!!!

 

 「Poppin'Up!」いい曲だ。

 最後にかすみんの独白で「そこは絶対世界で一番のワンダーランドです!」で締めるの、構成として美しすぎる。冒頭の独白に対する完璧なアンサーなんだよな。

 

 EDの「NEO SKY, NEO MAP!」いちばん好き。「どこに向かうかまだ分からないけど面白そうな未来が待ってる」んだよなあ。

 高咲侑ちゃんはアイドルにならない説が濃厚なようだけど、俺はなって欲しいなあ。新メンバー加入って、べつに可能でしょ? 面白い未来を見せて欲しいぜ。

 

 全体を通して体感8分って感じもしたし、体感1時間って感じもした。凄く爽快で、満足できた。

 第二話を見て、本当に生きてて良かったって思った。こんなに面白いワクワクするアニメに出会えて嬉しい。世界のすべてに感謝。

 お父さんお母さん育ててくれてありがとう。ツイッターのフォロワーさんいつもありがとう。そしてラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の制作に関わった全ての人にありがとう。コンテンツを支えてきたファンの人たちもありがとう。

 

 なんかとりとめのない感想記事になってしまったけど、少しでも書き留められたらと思って書いた。

 読んでくれてありがとう!