蟲が生きる

生きることは戦うことでしょう?

プリズマイリヤ見てない人は見てください

せっかくブログ作ったから書く。自分の内面を文字に起こしてインターネットオナニーするのもいいけど、せっかくだから楽しいこと書きたい。だからプリズマイリヤ

 出会ったのは大学2年の夏だった。ツイッター見てくれてる人は感づいてるかもしれんけどぶっちゃけ僕はオタクでも何でもないから、当時Fateというコンテンツを全くと言っていいほど知らなかった。まあ今もゼロとプリヤしかちゃんと見てないけど。まあそんな状態だったけど二十歳の僕はプリズマイリヤを見て、とにかく好きになった。世界とか自分とか何一つ確かなものって無いけど、プリズマイリヤが好きって気持ちだけはたぶん本物だと思う。思える。それって自分で言うのもなんだけどすげえ尊いことだなって思う。2期3期と続くアニメってたいてい途中で見るのやめちゃうんだけどプリヤは毎夏見れた。ぼくの人生のささやかなアクセントになってた。

 1期第1話、いいよね。あの軽い、ふざけた感じの、けれどきっと何かが始まるだろうと予感させる第1話。魔法少女の物語の第1話として百点満点でしょ。んでまあ次の見所といえば5話~6話にかけての戦闘だけど、その前の4話で美遊が空飛べなくてヘリコプターから落とされてまだあんまり仲良くないイリヤと出会って・・・ってとこめっちゃ好きなんだよな。あそこが「肝」みたいなとこある。最初は誰だって誰とも仲良くないんだよな。各々が自分の心の壁を持って生きてんだよな。美遊もだし、イリヤだって運動や勉強ができる美遊に対して「劣等感」を抱くことで彼女を”すごい転校生”ってひとつの枠に押し込めて自分の心の中だけで消化してたんだと思う。でもそうじゃねえじゃん。それじゃいつまでたっても一人ぼっちじゃん。じゃあどうすんのってとこで、「いちばん最初の小さな小さな歩み寄り」が未来を変えるんだよな。避けられない運命(Fate)も、変えられる。ちょっと脱線したけど、つまりそういう過程が1クール10話アニメの中でもしっかり描かれてるのが面白さの本質なんだと思う。もちろん6話のアーチャーイリヤ対セイバーオルタは神。プリズマイリヤ見てない人、とりあえず6話だけでも見て。いや、やっぱどうせ見るんならちゃんと最初から見て欲しいが。それから、9話は涙ぐんじゃったよね。美遊のインストールセイバー死ぬほどかっこいい。そしてアイリママが娘に語りかける言葉のひとつひとつが僕の心に静かに染み渡った。てか、今泣いてる。1期9話見直して泣いてるよ僕。自分のせいで失敗してしまうことは怖い。怖くて怖くて仕方ないんだよね。自分には何一つウマく出来ることなんて無いように思ってしまうんだよね。「でもね、イリヤ・・・」もう一歩だけ足を踏み出してみようよ。友だちの気持ちを考えてみようよ。どんな人だって孤独は寂しいんだよな。寂しさという感情、孤独という感情、つらいけど、ぼくらの心をつなぐのはきっとそれらなんだろうな。最高。プリズマイリヤ、最高。ありがとう。

 あ~・・・やっぱりこうして書きおこしてみると、僕たちはプリズマイリヤからたくさんの大切なことを学んでたんだね。結局1期の感想らしきものを適当に書いただけで疲れちゃったけど、僕は2期も3期も4期も好きだよ。クロちゃむちゅきだし。プリヤ、わりと期によって雰囲気変わるし4期はガラッとシリアルになったからオタクがあーだこうだ評論してるけど、僕はオタクではないから、物語じゃなくて「物語に生きてる人間」を見てんだよな。だからたとえどんな運命が彼女たちを待ち受けていても、僕はその崇高な人間性を見て感動するだけ。余談だけど僕はアニメわくわくしながら見たいという理由で原作まだ全部読んでない。なので今年の映画もわくわくしてる。ぜってえ劇場で見ような。