武装神姫プロジェクト再始動ですよ!!!
https://www.konami.com/games/busou-shinki/
実は僕、武装神姫、けっこう好きなんですよ。
つってもメインコンテンツであるフィギュアは持ってないし、ちょっと好きってぐらいなんですがね。
「武装神姫」とは、コナミデジタルエンタテインメントから発売されているアクションフィギュアシリーズ。また、これを中心としたメディアミックス作品のことです。
僕がちゃんと触れたメディアはPSPのゲーム「武装神姫 BATTLE MASTERS Mk.2」と、それから陸凡鳥氏の小説です。
どちらも面白かった。
近未来の世界、そこでは「武装神姫」と呼ばれる手のひらサイズの小型ロボット(通称・神姫)が人間のパートナーとして認知され、様々な分野で利用されていた。
・・・という設定のコンテンツなわけですが、もちろん神姫は美少女です!
当たり前ですよね。オタク相手の商売で自律機動ロボットが美少女じゃないわけがない。
さて、PSPのゲームも面白かったんですが、今回は小説の方をお薦めしようと思います。
既刊三巻です。
一匹狼な刑事・神宮司八郎(おっさん)が相棒の神姫とともに神姫絡みの不可解な事件を解決していくハラハラワクワクドキドキのアクションミステリーといったところ。
挿絵も可愛いです。
1巻ごとに事件は解決しますが、話は続いているので、1巻から順番に読んだほうがいいです。
一般小説に出てくるような少しくたびれたオッサン刑事と、可愛いくてキャイキャイやかましい神姫のコンビが、めっちゃイイんですよ!
一人で黙々と捜査にあたることを常としていた神宮司が、神姫メイリーと出会って、戸惑いながらも理由あって一緒に事件を捜査していく…・…。
そうした中でいつしか良き相棒どうしになっていく物語、そして最後の結末も熱い!
全巻通して面白いんですけど、強いて言うなら1巻のラストはかなりエモいですよ。
あと会話劇の書き方が上手いですね。
間延びせず、硬すぎず、要旨が分かりやすく、それでいて時々にやっとしてしまうような小洒落た台詞回しが読んでいて楽しいです。
「人生哲学を語る暗い小説にも、キャラクター萌えメインのラノベにも、ちょっぴり飽きてきた……」
って人にお薦めですね。
ときにおかしく、ときに可愛く、ときに熱く、ときに切ないエンターテインメント小説です。
全部読み終える頃にはきっと、神宮司のことも神姫たちのことも彼らの居る世界のことも、好きになっていると思います。
このミステリーアクションストーリーを通してぜひ武装神姫の世界を好きになってみてください。