蟲が生きる

生きることは戦うことでしょう?

ピアノレッスンに行ってきました

 某✖ア✖ミュージックという音楽スクールにピアノを習いに行きました。

 

 ピアノは昔習っていたのですが、辞めてしまいました。しかし最近改めて楽しさに気づき、もっと上手くなりたいなと思って、スクールに通ってみることにしました。

 目下のところ、演奏したいのはW.A.モーツァルトピアノ曲です。

 クラシックなんて古臭いと思われがちですが、モーツァルトの曲は演奏していて凄く楽しいのです。

 これには一応の理由があります。

 ちょうどモーツァルトの時代までは、音楽というものは、やんごとなき身分の貴族連中だけの娯楽だったのです。貴族は暇を持て余しているので、自分自身で趣味でピアノ(当時はチェンバロやクラヴィーア)やら何やらを演奏していたわけです。演奏は、練習さえすればバカでもできます。しかし演奏するための曲を作曲するのは音楽センスが必要なわけで、自作というのは難しい。そこで貴族たちはモーツァルトのような音楽家に依頼して””演奏するための曲””を作って貰ったわけです。ですから、作られる曲というのは演奏していて楽しい曲になりがちだったです。

 しかしその後の時代は絶対王政が崩れ、音楽が大衆の娯楽になっていきましたから、コンサートを催して大衆に””聴かせるための曲””が多く作られるようになります。もちろん演奏する事と聴く事とは背反ではないので、ロマン派やPOP音楽の演奏だって楽しいですし、古典派以前の音楽にも聴く喜びは大いにありますが……。

ピアノソナタやそれに類するものに限ります。オペラ・宗教曲・交響曲etc…は当てはまらないでしょう

 閑話休題

 まあそんなわけで初めてのレッスンに行きました。

 最初に先生に教わったのはとにかく”””脱力””でした。ピアノ演奏は脱力が大事だというのは、僕もよく解っていたつもりでしたが、全然できていませんでした(笑)

 力を入れるのは指の第一関節だけ。肩から指の先まで何十cmもあるけれど、力を入れるのは第一関節だけ。肩・肘・手首はふにゃふにゃにする。この意識を強く持つだけで指の動かしやすさが全然変わりました。先生に姿勢や意識の向け方を指導してもらってようやくコツらしきものが掴めたような気がします。この感覚を掴むのは、独学でやっているとなかなか難しいですね。レッスンに行った甲斐がありました。

 ピアノ上手い人は指の第二関節を伸ばしたまま第一関節だけ曲げられるみたいですね!(驚き)

 あとは実際に僕の演奏を聴いてもらって、色々と音楽的な指摘を頂きました。

 リズムとか、抑揚とか……、言われてみれば簡単なことで、どこかのウェブサイトに書いてあるようなことかもしれませんが、それを確かな演奏技術のある生身の先生に直接指摘してもらうというのは、やはりとても有難いことですね。勉強になりました。

 ちなみに僕の通っている✖ア✖ミュージックは結構料金もお高いですし、ピアノも電子ピアノ(勿論かなり高級なものですが)なので、ピアノ専門で習いたければ、他の系列の音楽スクールも選択肢に入れたほうが良いと思います。僕は仕事柄、曜日固定で通えないので、柔軟なスケジュール対応をしてくれる✖ア✖ミュージックを必然的に選ぶこととなりました。

 最後に、僕の演奏動画です。K545は素晴らしい曲です!

www.nicovideo.jp