蟲が生きる

生きることは戦うことでしょう?

もうアニメに救われるの何回目だよいい加減にしてくれ(妖狐×僕SS)

やれやれ、僕はまたアニメに救われてしまった。「妖狐×僕SS」、これこそ今の僕に必要なアニメだったんだね。ちなみに初視聴ではなく見るのは二度目。でも初見より強く心に響いた。一昨日くらいは死ぬ以外何もしたくなかったけどバイク乗り回して12時間睡眠キメてなんとかアニメでも見ようかなって精神状態に回復したわ。応援してくれたみんなありがとう(誰も応援してない)。ほんで録画リストぼーっと見てたらBS11で再放送のいぬぼくがあったので第1話視聴。なんつーか、落ち着く。そう、落ち着くんだよなあ。冒頭初っ端の凛々蝶ちゃんのモノローグが流れるうちに、僕の心は見る間に凛々蝶ちゃんと同化した。春の麗らかな引越し風景。荷物の上に桜の花びらが舞い落ちるのとかいいね。コッテコテにドラマチックな御狐神くんとの邂逅。好きなんだよなあ……心にスーッと入ってくる。心に寄り添って流れてくれるようなアニメ。やっぱり良いアニメだないぬぼく。全体を通して凛々蝶ちゃんの微妙な表情の作画と日高里菜さんの演技が素敵な作品だね。

 「素直、僕には無縁の言葉だ」わかる。本当に些細なことでも、素直に自分の気持ちを表現している人を見ていると、それができない僕たちはつらくなってしまうね、凛々蝶ちゃん……。

 んで凛々蝶ちゃんの悲しい回想からの決意の言葉が本当に僕を励ましてくれた。「僕自身には何も無い」「でも僕は変わらなくてはいけない。自信を持ってまっとうに人と関われるようになるまでは……」。いや、ほんとこれなんだよな。この言葉を誰かから聞きたかった。真面目なんだよな凛々蝶ちゃんは。真面目ってすげえ凄くてかっこいいんだなって思った。凛々蝶ちゃんが真面目に自分と向き合ってる。変わろうとしている。僕は……僕は……僕も……がんばる……。真面目に……生きる。

「彼はいい人なのだろう。でも浮かれてはダメだ」これもわかる。いい人に出会ったと思って浮かれて、その度に後からその人の多面性とか自分の自己中心的思考とかに気づいて勝手に落ち込む。もう僕完全に白鬼院凛々蝶ちゃんだよ。白鬼院凛々蝶-美少女性=僕。あと凛々蝶ちゃんちっちゃいパンティー履いてるのにブラジャー着けてないのか……乳首透けて見えちゃわないか率直に心配だね。髏々宮カルタちゃんの声最高だなー。この花澤香菜さんは完璧に処女膜だけで空気を振動させてる。最強。真の姿になるとこで服とパンティーだけ残るのエロくて良かった。これぞ日本の奥ゆかしいエロスなんだよな。無形文化遺産。「なんだただの人間か」って台詞仮面ライダーアギトに対するアンチテーゼか?(たぶん違う)

 あんまり何回も同じアニメ見る質じゃないけど妖狐×僕SSは何回でも見れるアニメだな。主人公白鬼院凛々蝶ちゃんの真面目で繊細な性格とユーモラスで気の抜けた妖館の雰囲気が合わさってすごい作品に奥行き出てんだよな。壊れた世界の隅っこで僕らはアニメを見続けるんだね。虚構の少女に救われて心の宇宙を消せないまま生きる。ありがとう妖狐×僕SS