蟲が生きる

生きることは戦うことでしょう?

ネコぱら9話が最高峰の傑作アニメに仕上がってた

 ネコぱら9話素晴らしかった!!

 原作vol.3の内容をコンパクトに編集し、かつ重要な要素はしっかりと押さえてネコぱらの真髄とでもいうべきものをアニメで伝えてくれたね。とりあえず順を追って書いていくわ。

 

 まず冒頭、メイプルちゃんとシナモンちゃんの幼少の思い出。

 ここは原作とほぼ同じかなと思う。「ありがとう、私のこと叱ってくれて」ってセリフが印象的だよね。本当に大切に思うからこそ、ときには厳しく。それをすぐに理解したシナモンはやっぱり聡明なんだと思う。

 OPは今更言うまでもないけど、名曲「Shiny Happy Days」、水無月家の6匹のネコがしっかり声に個性を乗せて歌ってて、シンプルだけど楽しい。

 

 Aパートは遊園地から。

 アトラクションで遊ぶネコたちの姿をしっかりと複数の描写で見せてくれて満足。原作でもそうだったけど、例えばジェットコースターの絵一個だけさらっと出てくるとかじゃなくて、ジェットコースター、お化け屋敷、フリーフォール等、いくつもの絵とシーンでネコたちが楽しく遊んでいるのを描写してくれる。単純に描写量によって、臨場感が出てくる。

 なんといってもカカオに対してお姉さん気取りのショコラちゃんが可愛いんだよなあ。「ショコラ、すっかりお姉さん気取り。そんなショコラも、萌え♡」←バニラ、お前は俺か?w

 あとカカオちゃんがすごく自然な””子供””なのも良い。ロリキャラ前面に押し出して不自然な萌えを演出するのではなく、むしろちょっと無愛想なぐらいの人見知りな幼児なのが、むしろ真のロリコンおじさんには評価高いのでは? 知らんけど。

 で、そのショコラの手に引かれるカカオを昔の自分に重ねて、色々思いを巡らすシナモン。このストーリー展開も巧みだね。ヒーローショーでシナモンが機転を利かせて、メイプルに歌わせてあげる。メイプルが歌が好きってことを、シナモンは知ってたんだろうね。拍手を受けて照れてお目目ぐるぐるになりながらも、きちんと「ありがとうございました」っていうメイプルちゃん可愛いよ♡

 

 Bパートは前回第8話と同様の尾行シーン。

 前話が4匹で時雨を尾行してたのに対して、本話ではシナモンがメイプルを。前話のアレンジと言えそうな巧みなストーリーテリングだ。

 メイプルが歌手になる夢を打ち明ける時の覚悟を決める感じとか、伝わってきて、良かった。のど自慢大会に出るのはアニメオリジナルの展開。それにしてものど自慢のためのトレーニングがランニングや腹筋運動だとは、アイカツ!的なスポ根を彷彿とさせる。アイカツ!シリーズのヒットを参考にした描写かもしれないね。

 当日になって、水無月家みんなで応援に来られて、会場は凄そうな人達ばかりで、逃げだしてしまうメイプルちゃん。

 この気持ち、僕すっげえ分かるんだよな。とにかく期待されたくない。受ける期待が丸々全部プレッシャーに変わってしまうんだよ。一人で勝手に気ままにやりたいって思ってしまうんだよね。メイプルはネコの中でも猫的な性格で自由気ままにやりたいみたいな子なんだよね、多分。原作でも「猫っぽい」という評され方はしてたと思う。だからこそプレッシャーには弱くて臆病になってしまった。

 まあ、ここから後は特に書き連ねる必要もないと思う。

 シナモンの熱い言葉が、そのままの答えでしょ?(あとビンタの音すっげえ響いたねw)

 「怖がっちゃダメ」、じゃなくて「怖いけど前を向こう」っていう、「今度は私が手を貸すから」っていう、そういうやさしさが伝わってきて・・・ほんと最高だった。

 幼いときの約束を、シナモンは今しっかりと果たしたんだよね。

 そしてみごと優勝。ここはネコぱららしいハッピーエンドで良かったと思う。

 カカオの「なんか歌って」とかいう無茶ぶりからの特殊ED「ホントノココロ」が、ガチのマジで神曲!!!!!

www.youtube.com

 完全にメイプルからシナモンへ贈る””ありがとうの歌””なんだよね。こんなんずるいわ。サウンドコレクションCDにフルで収録されてるなら買うわ。

 

 ハマればハマるほどネコたちを好きになっていく沼のようなアニメネコぱら、本当にありがとう!